失態

オタクにとって、リアルで女子と一緒に遊ぶことがどれだけ貴重でハードルの高い行為か分かるだろうか?


ギャルゲーの中でしか女子を知らないオタクにとって、リアルの女子の考えていることを想像するのは難しい


ギャルゲヒロインなら、
パッケージなり攻略サイトなりを見て
「あ、この子こういう感じね。攻略ルート発見ナリよ」
などと言えるだろうし、関係作りに失敗しても基本は何度もやり直すことが出来る。
もしヒロインがスポーツに励んでいたら?
→進んでコーチ役をする。
もしヒロインが日に当たって死ぬ病気だったら?
→日が沈んだ夜に一緒に散歩に行ってあげる。
こういった明確な攻略ルートを苦労せずに見つけ出せる上に、選択肢の中からどれか1つを選び、ボタンを押すだけで親睦を深められる。
ボタン一つでこんなにも自分を愛してくれるヒロインに巡り会えるギャルゲー…実に魅力的………好き……





しかし、リアルの女子はそうではない
1度嫌われたら、ほぼ100%の確率で"嫌い"という印象を永遠に持たれ、関係は自然に消滅する
攻略サイトもないので、相手が何が好きで何が嫌いかなんて全くわからない全ては自分の勘が頼り


人間は、恋愛経験を重ねるにつれて
この勘を養っていくのだと思う
逆に言えば、恋愛弱者の多いオタクはこの勘が鈍い
・相手の思っていることが読み取れず上手くコミュニケーションが取れない。
・話題を出そうとしても、相手の好みが分からず何の話題を持ち出せばいいのかわからずアタフタしてしまう

これら2つは恋愛弱者のオタクに強く見られる現象だと思う。
かくいう私もこの現象がドンピシャに当てはまるオタクの一人である。


そんな平凡なオタクの私は今日、高校生活の中で最も記憶に残るであろう出来事を体験した


最初に書いた通り"女子と一緒に遊んだ"のだ
これ、KHだったらケアルとファイアとサンダーのみのコマンド編成&ロックスプレンダーでゼアノートに立ち向かうくらいのとんでもチャレンジですよ
(初期技初期装備ラスボス戦というなろう系感)

内容はただ映画を見てご飯を食べただけだったけれども、こんなオタクの僕にとっては様々な体験が出来て凄く有意義な時間だった



ある一つを除いては、、、






それは観た映画のチョイスである

皆さんは「閉鎖病棟」という現在公開中の映画をご存知だろうか?
綾野剛&小松菜奈&車椅子鶴瓶の広告のあれだ

事前の告知の内容では「隔離施設に入れられた患者達の成長を描くハートフルストーリー」みたいな感じで語られていた。
この告知を見た私は
「PG12に指定されてるのが気になるけど、きっと隔離施設というシビアな内容を扱ってるからやろ」くらいに思っていた。(というか、この告知内容ならこう思うのが自然だと思うのだが…)

そんなくらいに思っていたので、何の作品を見るのか話していた時に迷わず「閉鎖病棟面白そうじゃない?」
と言ったのだ。別に変なことじゃないよね?
他の意見もあったのだが、結局は私の提案した閉鎖病棟を見る流れになった。
ワクワクしながら座席に着いた僕


〜〜上映開始〜〜




15分後 、、、、、、、泣




30分後、、、、、、、泣泣




1時間後、、、、、、、泣泣泣泣





2時間後、、、、、、、泣泣泣泣泣泣泣





終了時、、、、、、、我絶対必要謝罪対女性



映画の終わりと共に俺の学校生活も終了を告げた
ネタバレになるので内容は深く書かないが、この流れを見て察して欲しい。
一言だけ言うのならば、
この作品は男女で見に行くこと、ましてや、馴れ初めの少ない年頃の女性と一緒に見に行くなんてことは絶対にしてはいけない作品である
それほど全てにおいて過激なのだ
実際、映画終了時に、この映画を見ようと提案した私は一緒に見た女子達に何度も謝り続けた…
隣で映画を見ながら何度も泣いてるんですよ…
もう僕どうしたらいいのか分からなくなっちゃいましたよ…



その後の空気は当然最悪。
A級戦犯たみる死刑執行待ちです


こんなムードで食べる飯が美味しいと思いますか…
みんな「美味しい!」て言っていたけど、味濃いめスープの味が分からなかったほど私の舌からつま先まで申し訳なさがオドループしていた…



みんなと別れて1人寂しくブログを書いている今でさえも申し訳なさは消えないのだ………

僕だけ閉鎖病棟に閉じ込められた気分…

連絡待ってます

これはついさっきの出来事である。


せっかくの休日を無駄にはしまいと前々から欲しかったポケモンカードのパーツを買いに秋葉原に来た。
昨日のニュースでは「台風が2つも接近していて関東は大荒れです!!!」的なことをお天気キャスターさんが必死に訴えていたがもうお構い無し状態である。
やると決めた時のオタクの行動力は伊達ではないのだ


そんなこんなで朝起きて寝癖ボーボーくそニート状態で到着。
秋葉原はどんなにくそニート臭が強い格好をしていても変な目で見られない上に、自分のようなくそニート風の人間がうじゃうじゃいるので本当に楽なのだ…落ち着く…住みたい…土地を買いたい…共に抗おう社会に……




相変わらずのドブ臭さと外国人の多さに滅入りながらもトレカショップを周り、パーツを一通り揃え終わった所で、路地裏のコーヒー店にて休憩。
帰ってきたヒトラーを読みながら、時々人通りの少ない通りを眺め、ミルクティーをすする。
これでもかというくらいの余韻を全身全霊で感じる。
文面だけでも分かると思うがもう私のやってる事は表参道でスタバを嗜む大手企業の受付嬢と一緒である。
エモい…エモすぎる…
オタクよ、お前らも受付嬢の日常を感じたいなら本屋に行って「帰ってきたヒトラー上下」を買い、大通り沿いのコーヒー屋に入って窓辺の席でブレークタイムしろ。
そして「大手企業受付嬢のルーティン やってみた!」というプリチャン風のタイトルでブログを書け。
お前らの感想楽しみにしている。





オタクへのアドバイスはここら辺にしておいて本題に戻ろう。
そんな感じでだらけていると、私の後ろに2人組の女性客が来た。
トイレに行く時に容姿が目に入ったのだが、これがまじかわeなのだかわeeeeeeeすぎて我尊死也
しかも、、しかもである。
2人の会話の流れ曰く彼女たちはメイド兼アイドルらしい。 はい、オタク、落ちました。降参です。
もうこうなったら本の内容なんて頭に入ってくるわけが無いのである。ヒトラーポーランド侵攻したように、私も彼女たちの店に侵攻するかと真面目に考えていた。もうこの時の私は無敵状態である体が虹色に光っていたはずだ。
そんな感じで1人で盛り上がっていると、その2人の内の1人が深刻そうな言葉遣いで、「私辞めたい」と言い出したのだ。

僕は焦った……変な汗が吹き出した……ヒトラーがーラトヒに見えたのもこのせいだ………

嫌な予感が頭をよぎる。
メイドカフェを利用する側の人間としてここから先の話は聞いてはいけないのではないか」と…………
「話の流れによってはメイドカフェのブラックな部分を知ってしまうのではないか…」と………





そう思った後の僕の行動はまるで御坂美琴が放った超電磁砲並のスピードだった。
2日ぶりの食事なのかと疑うスピードでミルクティーを飲み干し皿を返却。
そのまま外へと駆け抜ける。

この間わずか15秒足らずである。



分かっている…私だってわかっているのだ…
そこで逃げてないけないことくらい分かっている…
彼女がどんな理由で辞めようと思っているかなんて分からない。ただの体調不良かもしれないし、客と地方へ駆け落ちするのかもしれない。
そうなのだ、、、どんな理由か分からない、だからこそ考えてしまう…人間の想像力の恐ろしさを感じる…


結局、私はそのまま逃げるようにコーヒー屋を立ち去り、ドブ臭い街の中へと戻っていった…


ただの学生である私がどうこう言える事じゃないので特に「辞めたい」と言った彼女に対して言及はしない…



ただ一つ…一つだけ言わして欲しい……

もし辞めずにそのままメイドを続けると決めたなら…

Twitterでフォロワー2桁くらいの「たみる」というアカウントに店の名前とあなたの名前をDMを送ってくれ…

3万を握りしめて侵攻する待っていろ。